恋はリズムに乗って
今宵は、この子と二人きりである。
今はケージで開けたての牧草をムスムスと頬張っている。
彼女の晩飯である。
あ、今、水飲んでる。
さて、最近は1日がとんでもなく長く感じる。
なんなら、2日か?ってくらい、長い。
人生が2倍になった!と手放しで喜べればいいが、実際はその逆である。
まだ、11月があと1週間もあるのか。
日々の感覚からすると、2週間あるわけで、これはいよいよ精神と時の部屋みたいな時間軸になっていくんじゃないかと、おら、ワクワクしてっぞ!
孤独である。
だが、孤高に見せようとする。
周りは引いていく。
一層、孤独となる。
1日に数回、脳内で、エレファントカシマシかよ!と無意識なツッコミを自分に入れることがある。
それは、華々しいエレカシの姿ではなく、5枚目のアルバムをリリースした後に、事務所から契約を打ち切られた直後のやさぐれた状態を主に指している、んだと思う。
あと何度ツッコむことになるんだろう。
夜の空には星が迫ってくるような勢いで照らされていた。