戻れない場所お前の胸でもう一度甘えてみたいよ
BARに夕方からいる、一人で。
渋い。
渋すぎる。
と言い聞かせて、寂しさを紛らわしている。
店内にいくつも備えられているモニターには、ヨーロッパであろうリーグのサッカーが流れている。
サッカーに興味の薄い僕には、何の退屈しのぎにもならない。
唯一の楽しみはといえば、スピーカーから結構なボリュームで流れるオールディーズナンバーだ。
グッドメロディに耳を傾けて過ごす。
しかし、昼間は楽しかった。
楽しい時間を、また作るために、僕は頑張ろうと決心した。
友達はいいもんだ。
時間がゆったりと流れる夕方も楽しもうとしようか。